声帯結節

声帯結節は声帯の両側にできるタコ状(ポリープよりやや硬い)の隆起で声の酷使が原因で生じます。大人に見られる場合は謡人結節、子供さんの場合は小児声帯結節と呼ばれることもあります。

大人は、沈黙や発声指導、(喫煙者の場合は)禁煙指導を行い、それらの治療が無効で嗄声が高度の場合は、手術を選択することとなります。

子供さんには、大きな声を出さないように(特に走りながら奇声を発しないように)指導します。このようにして過度の発声を抑えると自然に治っていくことが多いため、多くの場合は、変声期まで手術を待ちます。

画像は当院で加療した声帯結節の患者さんの声帯の写真です。この方々はすべて手術をせず、発声指導で症状が軽快しました

声帯結節症例1 8歳男性

声帯結節症例2 23歳女性

声帯結節症例3 18歳男性

声帯結節症例4 59歳女性

声帯結節症例5 41歳女性